「当社の常識は一般企業の非常識」と公言する
私たちNCKの原点。それは営利追求以上に、
社員の人生の質にこだわる点にあります。
当社は「当社の常識は一般企業の非常識」と公言して憚らない日立系ソフトウェア会社です。1番の特徴は、資本主義経済の申し子として営利追求が当たり前の企業経営の中で、売上高や利益を目的とせず社員育ての結果と捉える経営、儲かる仕事よりも社会に役立つ仕事の創出に挑戦し、当社の経営活動を通じて社員に良き人生の場を提供したいと考えている点にあります。会社員にとって、会社はたった1度しかない貴重な人生の、起きている時間の大半を過ごす場所です。つまり、会社での時間の過ごし方が社員の人生の質を決めるといっても過言ではない、「会社は社員がたった一度の自分の人生を過ごす場所だ」というのが当社の認識です。
では、会社でどのような時間を過ごすことが幸せな人生といえるでしょうか? 私たちは「営利追求以上に、人に喜ばれる人生を送ること」こそ幸せな人生であり、そのために社員を自社利益のためだけに働く企業戦士に育てるのではなく「社会と Give & Take の関係を築ける、自立した社会人に育てること」が重要だと考えています。会社や上司の指示通りに働き、毎日経済的ノルマに追われるだけの人生よりも、自分達で考えた社会に役立つ仕事や活動を通じて人々に喜んでいただく。その結果として得た利益を、さらなる社会に役立つ仕事開発への挑戦や社会に役立つ活動に活用する一方で、自分達の処遇改善にも活用する。同じ働くにしても、そんな時間の過ごし方の方が人生も楽しく、充実したものになるはず。社員がその様な人生を過ごせる場所を提供したい、共に苦労しながらもこの会社で人生を過ごせて良かったと思える場所を提供したい、というのが当社の企業目的であり、あらゆる企業活動の原点となっています。このような考えの会社は世間では圧倒的に少数派なので「当社の常識は一般企業の非常識」だと公言しています。
このように独自の考えを持つ当社では、採用活動もまた独特です。その特徴は次の通りです。
採用活動の特徴
- 1. 社員は、他社が育てた人材を引き抜くのではなく自分達で育てるとの考えから、全社員を新卒採用。
- 2. 景気の好不況に関係なく、理念に賛同し、価値観を共有して共に働く意欲ある人がいれば、その時点の企業体力が許す限り採用。
- 3. 採用活動では、学生が自分の就職観を持って後悔しない就職をすることを支援するために、経営陣が先頭に立ってその体験や客観情報を基に就職セミナーを行い、続いて会社の価値観や企業文化などの会社説明を行う。
- 4. 採用での重視事項は、即戦力としての能力ではなく、次の3点。
・当社の経営理念や企業文化を理解・賛同し、理念実現への参画意欲を持っていること
・目先の知識や技術、学歴や所有資格の有無よりも、将来にわたっての成長性、適性を重視
・上記2点を吟味するため、適性が確認できた人を対象に、入社試験として一回の面接による人間性、人間力を評価 - 5. 若者のUターンによる地方社会の活性化を目指し、首都圏出身者だけでなく、地方出身者も積極的に採用。
コロナ禍を契機に世界は100年に1度といえる大変革期を迎え、あらゆる産業でイノベーション・デジタル化の需要が高まり、かつてないほど社会にITの力が必要とされています。私たちはIT技術者集団として、自ら社会に役立つ仕事を創り出し、社会の維持発展に貢献していく中で、社員と共に豊かな人生を過ごしたいと考えています。当社の目指すものや考え方に賛同し「自分も一緒になってその実現に参画したい」と考える仲間と出会えることを、楽しみにしています。
株式会社日本コンピュータ開発
取締役 総務部長 溝川 成利